令和2年5月20日,大阪弁護士会スポーツエンターテインメント法実務研究会にて,弁護士中川昂が,「競技中の競技者同士事故の損害賠償責任」について発表報告を行いました

 令和2年5月20日,大阪弁護士会のスポーツエンターテインメント法実務研究会にて,弁護士中川昂が,「競技中の競技者同士事故の損害賠償責任」について発表報告を行いました。

 同発表は,スポーツの競技中に発生する競技者同士の事故において,民法709条による損害賠償請求についての法的構成や請求の限界について,近時裁判例や学説の傾向を踏まえた検討を行ったものでした。

 従来の裁判例では,スポーツ競技中の事故については,競技者が競技に伴う危険を引き受けた上で競技に参加しているため,違法性が阻却されるという「危険の引き受け」というドイツ法由来の法理が採用されていたため,損害賠償請求が認容されるケースは極めて稀でした。しかし,近時,スポーツに対する社会の理解の変化や,不法行為法に関する主流な学説の変化に伴い,裁判所の判断構造が変化しつつあります。

 弁護士としても,被害者救済の可能性を拓くとともに,適切な損害の分配を図ることで,今後のスポーツ界の発展にますます期待したいところです。

 スポーツ事故に関してトラブルに遭われた方は,補償に関する疑問が生じたら,是非お気軽にご相談ください。

弁護士 中川昂