無罪判決を獲得しました!
フェニックス事件ファイル CASE1
判決のポイントは以下の2点でした。
1つ目は、検察官が、その男性が犯人であることを裏付けるものとして提出していた証拠が不十分だったことです。検察官は、原動機付自転車に乗った犯人の姿を捕らえた防犯カメラの映像上の原動機付自転車と、男性が所有していた原動機付自転車の特徴が複数一致しているということを、男性が犯人であることの最も有力な証拠としていました。しかし、判決は、複数の特徴が一致していることは認めながら、それらの特徴が、必ずしもそれ程珍しいものではないため、それだけで男性が犯人であることを決定づけることはできないと判断したのです。